日記:家にこもって原稿書き

今日は、家にこもって、『企業診断』の原稿書き。気楽に書いたほうがいいのは分かっているけど、つい余計な力がはいってしまう。

企業診断を読む人達は知識も経験も豊富な人だろうから、少しでも目新しいものを書かなくては、と思う一方、目新しいとはいっても、経営に関係ない文法用語とかは読みたくないだろう、とも思う。

そもそも、「ライティング」の特集を読む人は、もともと「ライティング」のスキルが高い人が多いんじゃないか。本当に読む必要のある人は読まないで、十分に分かっている人ばかりが読む可能性がある。書いていて、「北極で氷を売る」という言葉を思い出した。「北極で氷を売る」には、
1.「世界で一番おいしい氷だよ」と、美味しい氷を売る(ソニーが元ネタ)
2.北極に無い、珍しい氷を売る
3.北極に住んでいるけれども、事情があって氷がとれない人に売る(どういう状況だかわからないけど)
また、
4.北極「で」氷を売ればいいんだから、北極にネット通販のお店を構えて他の地域に向けて「北極の氷の直販」をやる。(Yahoo!知恵袋が元ネタ)
5.北極でラーメン屋さんをやって「氷」と「水」を有料にする。(これもYahoo!知恵袋が元ネタ)

と、(脱線してしまったが、)さんざん悩みながら方針がきまり、やっと一通り書きあがった。あとは、表現の問題が残っている。「多い」が多い箇所とか、「ところ」が続いているところとか、いろいろと直す。危ない表現を削り、段落を入れ替え、接続詞を考え。。。でも、方針が決まったのですっきりした。

悩みがふっきれたのは、7日のT3のミーティングで、アドバイスをくださった方々のおかげだった。飲み会に参加できなかったのは残念だった。

また、netplusさんが以前書かれていた、「松竹梅」の記事(プランは3種類用意する、というお話)。この記事を思い出したことも、きっかけになった。複数準備して選んでもらえばいいじゃないか、という気分になった。

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あらためて、お礼を言いたいです。。。

さて、私が苦戦している、企業診断の特集「ライティングスキルを磨く(仮題)」、みなさんの原稿を読ませていただきました。知識、体験、普段の仕事などに裏打ちされていて、勉強になりました!私も、足をひっぱらないように、あと少しがんばります。

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登録証が届いた

中小企業は、それをとりまく力関係の中で生きている。5Fモデルとか、そういう話ではなく、「地主」「名士」「地域のオピニオンリーダー」「県」「国」などなど、さまざまな人達?がいて、その中で生きている。そういった力関係は経営者が説明してくれるとは限らず、むしろ伏せている場合もある。

何かを提案するには、なるべく多くの力関係を知らなければならないけど、自分にはそれが欠けている。今まで、国や地域の問題に自分が率先して関わろうという気持ちが薄く、そうしたことは詳しい人に聞けばいいんだ程度に考えていた。でも、診断士になるからには、国や地域の中で仕事をするわけだ。

自分の知識不足にあきれかえり診断士として仕事をしていく自信がなくなっていたところに登録証が届いたので、複雑な気分になってしまった。

とりあえず、欠点が分かってるってことは、直せる可能性もあるってことだと考えて、できることだけ、前向きに取り組もうと思う。

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二次試験のヤマをかけてみた

平成20年の二次でヤマをあてて合格した私が、平成21年のヤマをかけてみます。

今年は「苦しい状況の中でコスト削減術を身につけた企業が、そのノウハウを商品化して(もしくは活かして)異業種に参入するケース」がでる!根拠は、「霊感」です(←しかも、私は霊感ぜんぜんない。)

事例4は、事例企業の資金繰りをとことん考えて、指標を選んで論理的に説明することに集中すれば、なんとか40点はとれるようだ・・・、と前回の経験から思います。(利益ってこともあるけど資金繰りのほうが問題になりやすい)

どうせ全員が緊張しているのだから、緊張を少しでも和らげて受ければそれだけで有利になります。(自信がありあまっていて緊張感のない人も、たまにはいるかな?でも、少ない気がします。)

あほな話ばかり書いてごめんなさい。体調にだけは気をつけて、試験を楽しんでください。

文章はマーケティング

文章力とは、ターゲットにあわせて、自由自在に文章を変えられる能力のことだ、というようなことを言った人がいる。(今、資料が手元になくて、ソースをだせません。。。わかったらまた書きます。。。)

1.ターゲットは、そもそも誰で、どういう状況で読み、どんな文章だったら気持ちよく読めるのか。
2.内容は、ターゲットが読みたいものになっているのか。
3.文章の構造は、ターゲットの思考パターンや考え方にあっているのか。
4.自分はどんなポジショニングなのか。

文章というのはマーケティングだ。相手の好みを無視してはなりたたない。先日のT3では、私を含め3人が、「好み」を知ろうとして苦労していたように思う。

「企業診断」読者には、プロコン、診断士受験生、仕事を始めたばかりの人、企業内診断士・・・、さまざまな立場の人がいる。興味を持って読んでもらえ、しかも読んだ後、良くも悪しくもなにか考えてもらえる、そういう内容、書き方になっているか。

完成に近づいてくると、きっと、文体とかも問題になる。読む人は論理的文章が好きなのか。文学的文章が好きなのか。それともノウハウ本型なのか。いろいろな文章が載っていたほうが楽しいのか。統一したほうが落ち着くのか。

そして、「書いてはいけないこと」というのがある。無防備に何かとんでもないことを書いていないか。

文章のマーケティングは、編集部の仕事なのかもしれないけど、やっぱり、あまり迷惑はかけたくない。このブログで原案をさらすわけにもいかない。T3の人たちに教えてもらうのは当然としても、機会があったら、それ以外の人にもチェックしてほしいな。。。

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話はかわりますが、今やっている仕事・・・・、話が大きくなって、私だけではもう、どうしようもなくなってしまいました。たくさんの人の知恵と力をかりなければなりません。今よりも貧乏になるけど、ネットワークが広がるからいいや、と割り切ることにしました。

何が正解なんだか分からない

今日は、かなりショックなことがあった。尊敬するコンサルタントの先輩がいるんだけど、その人の仕事ぶりが非難されたこと。その人は、ただ、会社のためを思って、関係者に個別にヒアリングしただけだ。しかし、どうもそれがまずかったらしい。

私は、関係者にヒアリングするのは、重要な作業だと思っている。一人一人に話を聞かなくては、何も分からない。一人だけに話を聞くと、はたしてその話が思い込みなのか、事実なのか、何なのかよく分からないからだ。しかし、ヒアリングしてはいけないケースもあるらしい。

二次試験は、何が正解なんだか分からない試験だと言われる。しかし、実際のコンサルタントの現場は、それ以上に、何が正解なのか分からない。先輩が一人一人に丁寧にヒアリングしたのは、正解かもしれない。でも、不正解かもしれない。(私は正解だと信じてるけど)

二次試験は、何が正解か分からない中で、自分が正解だと信じる「かいとう」を行なうことだと思う。

でも、やってはいけないことはある。

1.肩入れする
2.想像で補う
3.ソースが十分でないのに発言する
試験では、絶対にやらないと決め、実際に、やらなかったつもりだけど、現場にでると、人間関係の渦の中で、誰の発言が正しいのか分からず混乱することがある。また、即座に「かいとう」を迫られることもある。十分に気をつけているつもりでも、絶対にやらないと思っていても、気持ちに余裕がないとうっかりしてしまう

でも二次試験も同じだ。一年に一度しかないというプレッシャーのなかで、何が正解かわからず、80分間という時間に追われながら「かいとう」を迫られる。そんななかで、やってはいけないと分かっていることをついやってしまう。とくに、自分の業界や、過去の経験と全く同じ状況が出題されるとつい。。。

エラーを起こしやすい状況を把握しておいて、その状況になったら気をつける、というのもいい方法だと思う。「自分の業界がでたときに与件にない根拠に気を取られて与件を見落とす」傾向があれば、自分の業界がでたら注意、など。

私の場合はどうも判官びいきの傾向みたいで、誰かの権利が侵害されかかっているとか、そういうケースで焦ってしまう。二次試験ではそんなのはあまりでない。せいぜい「出資しようか」という提案に一応警戒してみるくらい。そのうちでるかな?

しかし一時期財務づけだったのが、最近法務づけ。苦手なモノばかり。。。

おやじギャグ誕生の瞬間

私の一番の悩みは、ギャグがすべることだ。今までの失敗のほとんどが、ギャグがすべったことによる、といっては大げさだけどギャグが原因の失敗は多い。たいていは、和やかな雰囲気を目指して、とかテレ隠しとかにギャグを言うのだが、ギャグがギャグととられずに固まったりとか、誤解されたりとか、よくある。私の場合、自分がよくすべるだけに、他の人がギャグを滑らせて失言っぽい雰囲気になっても、「あ〜、ギャグがすべってる〜」と、可笑しいだけんんだけど、そうは思わない人もいるし難しい。

ギャグを甘くみちゃあいけない。ギャグは人を傷つける恐れがある。自虐的なギャグであっても、間接的に人に不愉快な思いをさせてしまったりとか。失言との違いは、自分が本当はそう思っていないところ。毒舌系のキャラが確立している人が、毒を吐いてても別になんとも思わないが、キャラが中途半端なのにギャグを言うのがよくないんじゃないかと思う。だから、ギャグをしばらく封印したいんだけど、職業柄そうもいかない。

さて、人を傷つけてはいけない、ということになると、ひとまず無難なのは、エッチ系。とりあえず、自分の品性さえ犠牲にすれば、誰も傷つけず、その場を和らげることができるのがエッチ系だ。最近では、エッチ系はセクハラになるおそれがあるので、男性が言う場合は封印されつつあるのだが、とりあえず人を傷つける心配は少ない。しかし、なんといっても、一番無難なのは、ダジャレとかの、おやじギャグ。絶対に人を傷つけることはない。ビジネスシーンでの定番だ(ほんとか?)。

おやじギャグが生まれた背景には、人を傷つけず周囲を和やかな雰囲気にしようという、涙ぐましい努力があるんじゃないかと思うのだ。ってことで、今の支援先では、おやじギャグ連発。さっきから取締役に連絡とろうとしてるんだけど、電話にでんわ

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診断士のストーリー性

T3の活動を通じて、いろいろな診断士のかたとお話する機会が多いのだが、そんな中でもストーリー性のある人っていうのは、うらやましい。診断士としての説得力がある

たとえば、農業支援のウシ子さん(9/10/2009修正 ウシ子さんは、現在農業支援をやっているわけではないけど、「農業支援やりたいし、アグリビジネス研究会には入っているので、チャンスがあれば是非☆」とのことです。実現したら素敵だなと思いひそかに応援してます!)。牧場での仕事も、旅館での仕事も経験のある診断士ってのはスゴイなあ、と思う。しかも女性なので、ユーザー目線で「農業」を語ることができる。農業ってのは、エンドユーザーは「女性」だ。

野菜とか肉だけでなく、惣菜、カンヅメ、チーズ、など加工されているものも、女性、とくに主婦が選択権を持つことが多い。安全な食材、納得感のある価格は、農業経営の力があってはじめて成り立つものだ。「飲食店や旅館」でも食材は使うけど、女性が「こういうのを食べたい」と言うと、そっちに流れる傾向があるように感じる。男性主導で決まる企業の宴会とか社員旅行とかは減りつつある。そう考えると、エンドユーザー目線で「農業」を語ることができ、しかも、牧場での仕事も、旅館での仕事も経験のある診断士ってのはスゴイなあ、と思う。

もうひとり、すごいなあ、と思ったのが、職人であり診断士でもあるMさん。ある日本的な製品の工房の跡継ぎ。仕事は、高度な技能を必要とするもの。しかも、Mさんの診断士としての専門は、暗黙知形式知化。職人診断士が、暗黙知形式知化に取り組む、と言ったら、もう、説得力の塊みたいなものだ。これもまた、本当にうらやましい話だ。

ウシ子さんや、Mさん以外にも、強力なストーリー性をもつ人が結構いるんじゃないかと思う。

そのうちに、有志で、診断士のストーリー性について話し合うと面白そうだな。それぞれ、今までの経験とかをピックアップして、強みを見つけ出して、それをもとに、強みを強化する方法とかを話し合う・・・ペパチェさん、そんな会、やりませんか?ストーリー性っていうのは、磨きをかけることでさらに強くなるし、一人で考えるよりも、何人かで考えたほうがいいと思うんですよ〜。いわば、診断士の相互SWOT分析。

そうそう。ストーリー性とはあまり関係ないのですが、合宿に行った人の話では、「NANAさんがお風呂で体にリンスを塗っていた、これが美肌の秘密かと思って見ていたら、リンスとボディシャンプーとを間違えていただけだった」らしい。仕事のことで頭がいっぱいだと、この手のドジをやる、というのは、私もあるのでよく分かる。。。めがねの上から顔洗ったりとか。

あ、内輪ネタで申し訳ないのですが、「ちょー助」のNANAさんの芸名には笑わせてもらいました〜。この、バーチャル・アイスブレイクは、ナイスアイデア。自分で、たけし軍団みたいな芸名を名乗っていくだけなんですけど、シンプルで面白い。

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