何が正解なんだか分からない

今日は、かなりショックなことがあった。尊敬するコンサルタントの先輩がいるんだけど、その人の仕事ぶりが非難されたこと。その人は、ただ、会社のためを思って、関係者に個別にヒアリングしただけだ。しかし、どうもそれがまずかったらしい。

私は、関係者にヒアリングするのは、重要な作業だと思っている。一人一人に話を聞かなくては、何も分からない。一人だけに話を聞くと、はたしてその話が思い込みなのか、事実なのか、何なのかよく分からないからだ。しかし、ヒアリングしてはいけないケースもあるらしい。

二次試験は、何が正解なんだか分からない試験だと言われる。しかし、実際のコンサルタントの現場は、それ以上に、何が正解なのか分からない。先輩が一人一人に丁寧にヒアリングしたのは、正解かもしれない。でも、不正解かもしれない。(私は正解だと信じてるけど)

二次試験は、何が正解か分からない中で、自分が正解だと信じる「かいとう」を行なうことだと思う。

でも、やってはいけないことはある。

1.肩入れする
2.想像で補う
3.ソースが十分でないのに発言する
試験では、絶対にやらないと決め、実際に、やらなかったつもりだけど、現場にでると、人間関係の渦の中で、誰の発言が正しいのか分からず混乱することがある。また、即座に「かいとう」を迫られることもある。十分に気をつけているつもりでも、絶対にやらないと思っていても、気持ちに余裕がないとうっかりしてしまう

でも二次試験も同じだ。一年に一度しかないというプレッシャーのなかで、何が正解かわからず、80分間という時間に追われながら「かいとう」を迫られる。そんななかで、やってはいけないと分かっていることをついやってしまう。とくに、自分の業界や、過去の経験と全く同じ状況が出題されるとつい。。。

エラーを起こしやすい状況を把握しておいて、その状況になったら気をつける、というのもいい方法だと思う。「自分の業界がでたときに与件にない根拠に気を取られて与件を見落とす」傾向があれば、自分の業界がでたら注意、など。

私の場合はどうも判官びいきの傾向みたいで、誰かの権利が侵害されかかっているとか、そういうケースで焦ってしまう。二次試験ではそんなのはあまりでない。せいぜい「出資しようか」という提案に一応警戒してみるくらい。そのうちでるかな?

しかし一時期財務づけだったのが、最近法務づけ。苦手なモノばかり。。。