感情労働と、笑いの要素

感情労働、というのがある。自分自身の個人的な感情をコントロールしながら、その職業として望まれる行動をとることが求められる職業で、教師やインストラクター・医者や看護師や介護士・コールセンタースタッフ・客室乗務員、、、などが該当する。コンサルタントもこれに含まれる(と思う)。

顧客がストレスを抱えている場合、そのストレスを解消する係として、その職業が位置づけられていることもある。当り散らされても文句が言えないのは大変だ。

また、医療系、とくにホスピスとかでは、気持ちの通じ合った患者さんが亡くなるとかで、感情労働者自身が耐え切れなくなってしまううということも想像がつく。感情労働者が心理的にすりきれてしまい、離職するケースも多いと聞く。

お客様や利用者に感情移入してしまうことがある反面、感情を押し殺さなければならないことも多く、やりがいを感じると同時にストレスもたまる、というのが感情労働の特徴のように思う。こうした感情労働の現場では、すでにいろいろな工夫がなされているけど、笑いというのも有効な手段だ。

コロッケのお姉さん(ケロッケ)は、介護の仕事をしている(していた?)そうだ。施設利用者に呼ばれると、「たいへん長らくお待たせいたしました。お呼びになりましたのは、あなた様でしょうかあ〜。」と言いながらでていき、お笑いネタをやりながら入所者に対応する、と何かの番組でコロッケが言っていた。かりに入所者が不満があって介護士を呼んだのだったとしても、ネタをやられると何が不満だったか忘れてしまうかもしれない

サービスに不満なのではなく、サービス提供者に不満をぶつけることでストレスを発散させていることがある。たまったストレスをなんとかしたくて、それをサービス提供者にあたることで解消しているのだ。そういった場合は、もともとのストレスが緩和されると、不満もどこかに行ってしまい、態度も和らぐ

「笑い」は、コストをかけずに顧客満足度を向上させ従業員のストレスを緩和し、余計な仕事を減少させることで生産性を向上させるのに役立つと思う。(←なんて言ってるけど、単にお笑いが好きなだけ。)

笑いでポジティブな雰囲気を演出できたらいいなあ。芸風を作りたいんだけど、結構難しい。

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