無理なく続けられるしくみ
「無理なく続けられる等身大のしくみ」というのは、どんなもんでも必要だなあと思う。そう思ったきっかけは、洗濯機。
しばらく前に家の洗濯機が壊れて、洗濯乾燥機を買いに行った。設置のときに、詳しい使い方の説明をきいたら、「洗濯の都度、毎回かならず、フィルターの掃除をしてください」と言われた。
「毎回かならずフィルターの掃除か、、、めんどくさいな」とげんなりしていたが、実際に使ってみたら、「フィルターの掃除が楽しい」。
洗濯と乾燥が終わると、フィルターにフエルト状のごみがついている。これをつまむと、日焼けの皮をぺろーっとはがすように、とれる。これが気持ちがいい。一瞬で掃除が終わるし、なにより、はがすのが楽しい。これならフィルターの掃除を忘れないし、疲れててもやる。
ところで、「毎回かならず○○するのが、めんどうくさい」ということで思い出したのが、ISO9001の記録をとっている人から聞いた話。ISO9001は、文書と記録の管理が大切だと言われているが、「以前はノートに手書していたものを、パソコンで管理する必要から電子化したら、記録をとるのが面倒になってしまった」ということだった。
ISO9001というのは、本当は役立つものなわけだし、なんとか簡単にならないかと思う。ヒトの努力とか精神力とかに頼っては、長続きしない。しかも、実際の業務とISOの書類とが乖離してたりしたら、なおさらやる気がでない。
意味が感じられて、等身大で、無理がなく、できることなら楽しくやれるものだったら、いいのだけど。。。洗濯乾燥機のフィルターみたいにならないもんだろうか、というのは甘いか。長くなるので、また、書きます。