毎週のように辞表をだしている気分

提案は、実行していただく時が一番難しい。理詰めで話をすると、強制しているような感じになり、感情のしこりが生まれてしまうことがある

そもそも提案は、全ての人にとってメリットがあるようにすべきなのだが、細かいところで妥協していただくことは多い。さらに、その提案を実行に移していただく際には、関係者が今まで目をつぶっていたものを表に出したり、関係者の既得権益を奪ってしまったりせざるをえなくなることもある。

関係者にとってみると、鬱陶しいものだと思う。鬱陶しいと思われる、ということは契約解除になる、ということだ。提案を実行に移していただくときの、コンサルタント側の言動というのは、辞表みたいなものだ。かりにこちらの提案や言動にミスがなかったとしても、最後は、社長や関係者がどれだけ広い心で異分子を受け入れてくださるかに懸かっている、って感じがする。

とはいえ、こちらもスキルを身につけることで、ある程度、雰囲気を和らげることはできると思う。雰囲気を和らげて提案を実行していただくためのスキルは、受験で勉強したのとはちょっと違う技だ。芸風とかキャラとか、理論を理論と感じさせないユーモアのセンスとか、関係者の気持ちを尊重して一緒に方法を考えるとか、根回しのやり方とか、そういった類のものだ。悪役をやったりボケ役をやったり、M役だのS役だのと忙しい。私みたいな大根役者では難しい。NANAさんがおっしゃる「演技」の意味が分かった気がする。

提案も計画も、実行されてはじめて意味がでてくるのだ。社長や関係者の器頼みではなく、耳の痛い提案をしたとしても気持ちよく仕事をしていただけるような技術をなんとか身につけたい。今は、それができていない

自分レベルのみみっちい話になってしまって申し訳ないが、顧問先が1つというのは不安だから、別の収入の道を探しておこうかなと思う。しかし、あまり大きな仕事を入れてしまうと、今の仕事がおろそかになってしまう。ただでさえ、いっぱいいっぱいの状態だ。できれば、今の仕事に役立つもので、それほど大きくない仕事をもうひとつ。。。業界の市場調査の手伝いとか・・・、って書きながら、自分でも、そんなムシのいい話はないだろう、という気がしてきた。でも、今お手伝いしている企業様と近い業界でないと、勉強に時間をとりすぎてしまい時間的にも体力的にもムリ、というのは事実だ。。。。「診断士は最初に関わった業界に、生涯関わることになる」という噂を聞いたことがあるが、結局、こうやって自分の業界が決まっていくんだな

あ、でも、企業診断の原稿は手抜きしません!>ペパチェさん。いただいたテーマは、ライフワークにしたいと思っている話なので。ガッツリいかせていただきます。今日は、ひさびさのお休みなので、これから書きます。

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さて、ペパチェさんが、「世界一受けたい授業、世界一受けたくない授業」というテーマで書いていらっしゃいます。教員とか元教員とかは、こうなりがち。耳が痛い。。。

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