はじめての顧問契約

「はじめてのおつかい」みたいなタイトルになってしまった。状況としては似ている気がする。。。
(★お話をいただいた企業をA社として書きます。イニシャルは社名とは関係ありません。)

A社の社長にお目にかかり、顧問契約かどうかは別として、長くお付き合いさせていただくことになった。今の時点での顧問契約については回答を保留させていただき、家に戻ってから、A社の業務内容について、じっくり考えてみた。魅力的な企業で、有意義な計画で、そういった意味ではむしろ進んでやらせていただきたい仕事なのだが、私が問題にしてるのは自分の能力だ。今の自分の能力でお役に立てるとはどうしても思えなかった。A社は製造業だが、私は製造業に関わったことは今までに一度もない。TOCとかTQMとか原材料価格の変動とか工場のレイアウトとか特許戦略とか、あれやこれやが思い浮かび、どんどん自信がなくなってきた。

とりあえず自分のSWOT分析とかもやってみた。で、A社の状況や課題と組み合わせてみた。その結果、自分に要求されているのは、生産管理の類ではないようだ、と気がついた。(もっと早く気づけよ、というのはおいといて)。製造業だから生産を手伝う、というのはあまりにも狭い発想だったようだ。

Wordでヘンテコな図を描きながらA社の状況と自分のSWOTとを組み合わせて3日くらい、ああだこうだと考えたところ、お役に立てる可能性が高いと思えてきたので、お引き受けすることにした。3ヶ月くらいのお試し契約だし、いつクビになるか分からない状態だけど、お引き受けしたからには責任があるので顧問先をA社1社にしぼり全力でご支援する。

お引き受けする決心がついたきっかけは、実務補習の指導員の先生から、バックアップしてくださるというお返事をいただけたことだ。私が請けようとしていた仕事は、指導員の先生の専門分野に深く関わることだったので、これはうれしかった。どうしても自分では無理な場合にお知恵を借りることができるのだったら、引き受けても大丈夫そうだ。

あと他の面で、私のかつての体験が役に立つのではないかと思えた。今回の場合、自分では「弱み」だと長年思っていたことが、「強み」に転じる可能性がある。守秘義務があるので詳しくは書けないが、どうも今回の仕事には、私にしかできない部分がある。まあ、そうとでも思わなければ、この状態(実務補習中)でお引き受けすることはできないから、無理にでもそう思おうとしているところはあるのだけど。

気になるのは、参加予定の研究会と、実務補習だ。顧問先の仕事で勉強しなければならないことが多すぎる。とにかく仕事が優先なので、バッティングしたら、研究会と実務補習は後回しになってしまう。研究会には、かなり力をいれるつもりだったので、なんとか両立したい。研究会の成果が顧問先に還元できるような形で参加できないだろうか。場合によっては夏の実務補習は来年に回してしまうかも。6月の時点でクビになってて、参加できる状態になってたりして。。。

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