「ヤバイ」は結構好きだ
言葉関係の仕事をしていたので、「称賛の意味でで『ヤバイ』という言葉を使うのは、許せないでしょう？」みたいなことを言われることがあるが、私は個人的には、称賛の意味で使う「ヤバイ」は、結構好きだ。
「ヤバイ」は、もともと、「危険だ」という意味だ。じゃあ、なぜ、称賛の意味で使うかというと、「あまりにも魅力的で虜になりそうで危険」なのだ。（と、もう国語系の教員でもないし、辞書屋さんでもないから、好き勝手言ってみる。）
自分にとって不都合な状態になるかもしれないけど、バランスが崩されるかもしれないけど、抗えない魅力、という意味。たとえば、「ケーキ」や「料理」など、そればかり食べていると栄養のバランスが崩れるのでよくないんだけど、思わず食べてしまいたくなるようなもの。すごく面白くて全部読んでしまいたくなる漫画など。昔から、異性に関しては「危険な魅力」というのは、ほめ言葉なわけだし、べつに「危険だ」といいながらほめても、バチはあたるまい。
私は時々、何かに対し、称賛の表現をしようとして、とまどうことがある。表現の仕方によると、批評しているような感じになってしまい、自分の言いたいこととズレがでてしまうのだ。自分で自分の文がどことなく上から目線で納得いかない。それに対して、「ヤバイ」だと、自分が少し下にいて影響を受けているって感じでしっくりくる。そんなとき、「ヤバイ」といいたくなる。（でも、結局、さすがに「ヤバイ」とは言えずに、納得いかない表現のまま出してしまうのだが。）
なんだかんだ言っても、「ヤバイ」ものに出会えるのは楽しい。
ちょっと前に、自分にとって、かなりヤバイ場所を見つけた。それが、これ。お客様のお勧めでINAXのショールームに「くもの巣展」を見に行ったとき、１Fにはいったのが運のつきだった。
INAXブックギャラリー 東京都中央区京橋 3-6-18 INAX：GINZA 1F
10:00a.m.〜6:00p.m.休業日:日祝日、夏季休業、年末年始
http://www.inax.co.jp/bookgallery/
デザインに興味のある人にはお勧めです。もともと、タイルとかが専門のINAXが運営している本屋さんなので、建築関係が多いんだけど、名刺のデザインとか、WEBのデザイン、広告関係なんかもおいてあった。私は、ここに迷い込んで、閉店まで、でることができなくなりました。かなり、ヤバかった。
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
表現の問題や、表現に関係のある誤解やエラーの問題を扱っていきたいです。また、私の手に負えない案件を引き受けてくださるかたを探すため、勉強中です。どうぞよろしくお願いします。
中小企業診断士受験生と中小企業診断士のためのポータルサイト ５０２教室へのリンク
（↑勝手にリンクはりました。不適切なこととか修正すべきこととかありましたら、お申し付けいただければ修正します。）
